ケアプランの下書きにAIを使う前に、知っておきたいこと
ケアプランの下書きにAIを使ってみたい、という声を聞くことが増えました。書類に追われるケアマネジャーさんにとって、白紙から書かなくていいのは大きな助けです。
ただ、ケアプランはほかの文書と少し事情が違います。今日は、使う前に知っておいてほしいことを4つにまとめました。
1. 利用者さんの個人情報を、そのまま入れない
いちばん大事なのがここです。
無料で使える一般向けのAIに、利用者さんの名前や住所、病歴をそのまま入力するのは避けてください。 入力した内容がサービスの側でどう扱われるのか、自分では管理できないからです。
個人情報保護委員会も2023年6月に、生成AIに個人情報を入力するときの注意を呼びかけています。
使うなら、名前を「Aさん」に置き換える。事業所として使ってよいサービスを決めておく。そういう線引きが先に必要です。
2. 「それっぽい」文章に気をつける
AIの下書きは、読みやすくて、整っていて、どの利用者さんにも当てはまりそうな文章になりがちです。
でもケアプランで大切なのは、その人にしか当てはまらないことのはずです。
長期目標も短期目標も、読んで「あの人のことだ」と分かるかどうか。整っているのに誰の顔も浮かばない下書きは、手直しが必要なサインです。
3. 本人の言葉を、AIの言葉で上書きしない
「また畑に出たい」「孫の結婚式までは元気でいたい」。
アセスメントで聞き取った本人やご家族の言葉は、ケアプランのいちばん大事な材料です。ところがAIは、それをきれいな一般論に言い換えてしまうことがあります。
本人の言葉は、なるべく本人の言葉のまま残す。 ここは意識して守りたいところです。
4. 最後に判断して、責任を持つのは人
AIの下書きには、根拠のはっきりしない記述がまぎれ込むことがあります。主治医意見書やアセスメントと食い違っていないか、必ず突き合わせてください。
そして最後に「このプランでいきます」と決めるのは、利用者さんを知っているケアマネジャーです。
AIは下書きまで。判断は人。 これは、どれだけ技術が進んでも変わらないと思っています。
CometのAI助も、この考え方でつくっています。ケアプランや目標の「下書き」を支え、確認・修正・最終判断は必ず人が行う道具です。
「AIを使ってみたいけれど、どこまで任せていいのか不安」という方は、その話からでも聞かせてください。ご相談は無料です。